ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
pubに興味を持った。
ビールはまあまあ好きだけど、イギリス人みたいにガブガブ飲むのは好きではない。
最初の一杯目にビールで喉を潤して、その後はワインか日本酒で料理に合うお酒の味を楽しむのが好きだ。
でも、イギリスのpubにはビール意外の楽しみもある。
少なからず、pubは古い建築物の再利用のケースがあり、重要建築物として保護されているものもあったりする。
ロンドンで、いくつかのpubをひとり歩きしてみて気づいたが、居心地の良いこと。基本的には友達連れの客がほとんどだが、それはあまり気にならない。心地いい他人に囲まれ、匿名の時間をゆっくり楽しむことができる。
ロンドンのpubは、見知らぬ街でカフェに入るのと同じくらいの感覚でリラックスした時間が楽しめる。
本当は気心知れた人と語り合うのもいいだろう。
だけど、自分にはそういう友人が今のところ作ることが出来ていない。
友人なんていらないなんて思わないよ絶対なのだけど、無理をして作るものでもないだろうと思っているから、なかなか難しいみたいだ。
まあ、そんな思いにふけりながらも、早く仕事の終わった日に少しずつ、ひとりでpubを巡ってみようと思った。
その際、でたらめに周るのもいいけど、いくつか参考にした本があるので、またそれも紹介していきたい。
中には、イギリス人はひとりであまりpubに入ることはないと紹介しているWEBサイトなども散見されるが、全然心配ない。よくよく注意深く見るとひとりでも楽しんでいる人はいるし、規模の大きなパブでは、それが友達との待ち合わせなのか、ひとりでいるのかなんて誰にも分からない。男性も女性も、ひとり旅でロンドンを楽しみたい人もいるだろう。
こちらでは、pubからpubを渡り歩く、いわゆるはしご酒をする人のことをpub-crawlerと呼ぶ。
pub-crawlerとなり、real ale drinkerを目指すべく、ゆっくりと楽しんでいきたいと思う。