The Old Bank of England - ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
憧れのthe old bank of Englandへ。
建物は立派。隣の建物はRoyal Court of Justice 。こちらも立派だ。
確かに内部はとても美しく重厚。これだけを見に来る価値がある。まるで超高級レストランかのような。
Fullers系列。
メニューがCounting Houseと、全く同じ。
なるほど、系列店というのはそういうことか。
この間はパイだったから、フィッシュ&チップスを注文。
無難だ。ロイヤルホストのメニューと同じくらい無難で美味しい。
ビールを注文するときに、試飲させてもらえた。エールが飲みたいと伝える。
Oliver's Islandと、Seafarersを飲み比べたが、Oliver's Islandは、ぬるすぎるし、味も臭みがあって、明らかに古くて管理不十分。迷わずSeafarersに。
エールはぬるいという誤解もあるけど、ぬるすぎるのはおかしい(適度に冷えているべき)と、バイブルであるCAMRAのGood Beer Guideに書いてあった。
ちょっと知識が役に立って嬉しい。
知識がお酒を美味しくすると、酒場天国の本に書いてあったけど、こういうことか。いや、こんなに浅い話ではないかな。そして、知識がお酒を不味くもする。きっと。Oliver's Islandは知識があるから不味かった。
いつも飲みながらブログを書いているけと、お酒や料理の手を休めると、すぐにホールスタッフが片付けようとする。
まだ食べてるし飲んでるから!と言えずに食べかけのお皿を持っていかれること数回、もう今では、まだ食べてるし飲んでるから!と言えるようになった。
George Inn - ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
英国一古く、中世の時代から続くというpub、George Inn。確かに店の看板には1676の数字が。建物は1676の に再建されたものだけど、pub自体はさらに古く、1542年からあるという。シェークスピアもよく泊まっていたと言い、ディケンズの小説にも登場する、自然遺産に指定されている貴重な文化財。イギリスにはナショナルトラストが500以上あるけど、中心部にあって無料で入れるのはここだけ。
PunkというIPAをオーダー。
ぬるめで炭酸も薄いが、苦味はスッキリ。これぞエールなのか。
店は中庭のようなスペースで、夏は気持ちよく飲める。
オーダーしたソーセージ&マッシュは美味しいが、月並みな感じがした。個人的には、ドイツのソーセージのような、歯ごたえがある、肉々しいタイプが好きだから、こちらの柔らかいソーセージは、好みではないが、何をオーダーしても、そこそこ美味しそうなものが出てくるのだろう。
Counting House - ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
ロンドンのパブはひとりでも居心地よく楽しめます。ひとり旅の強いミカタ。ここは、比較的その中でも居心地が良い方だと思う。
Fullers系列のpub。元々、銀行だった建物の中。その名もCounting House (会計事務所)。1845年からある古いpubだが、中に入ると小綺麗で、洗練された雰囲気。
ESBエールは、冷たすぎず、ぬるすぎず。炭酸はキツくない。苦味は軽い。
そして、初めてのひとりpubディナー。
オススメのビーフパイを注文。オススメだけあってかなり美味しい。デミグラスソースをかけながら食べるのだけど、このソースもなかなか。ファーストフード店のEATなどでもこの手のパイは食べたことがあるが、全然違う。
そして、さすがはイモの国、マッシュポテトもハワイのステーキハウスの付け合せよりも格段に美味しい。
カウンター席の目の前には肖像画が。何処かで見たことあるような。。
また来たい、居心地の良さ。
Lamb - ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
男のひとり旅、女のひとり旅、ひとりの時間を大事に楽しんでいる人に。
「大人のロンドン散歩 ---在英40年だから知っている魅力の街角 (河出文庫)」でオススメのLambへ。
Young's系列のPub。本物の生ビールが出される店として紹介されていた。
店名、Lambの名がついたエールビールを注文。エールなのでぬるいけど、なかなか美味しい。冷たいビールがぬるくなったときの臭さはなく、新鮮な味。
カウンター席もあって、くつろげる。バーカウンターから近いので注文も楽。
Cittie of York - ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
ひとり旅のミカタ、ひとり飲みシリーズのはじまり、はじまり。男のひとり旅、女のひとり旅、ひとりの時間を大事に楽しんでいる人に、パブで美味しいビールと料理を楽しんで欲しいと思う。
まずは一風堂で腹ごしらえをしてから、活動を開始。
「酒場天国イギリス - 英国文化を味わい尽くす (中公新書ラクレ)」でオススメのパブ。巨大なビール樽がカウンターの上に並んでいる。ウイスキーの種類も多い。
ここで、記念となる一杯目。India Aleをいただく。冷たくて炭酸も強めで、苦味もそこまで強くない。美味しい。IPA (India Pale Ale)という種類のビールを見かけるけど、その謂れを思い出しながら、味を楽しむ。
メニューはラガーとサイダーが2種類ずつ、エールは飲んだIndia Aleのみ。
「酒場天国イギリス」でエピソードに登場した、噂の暖炉。鋳鉄の暖炉なので、技術的に18世紀以降のものらしい。
ひとり飲みシリーズ - pub-crawler the loner
pubに興味を持った。
ビールはまあまあ好きだけど、イギリス人みたいにガブガブ飲むのは好きではない。
最初の一杯目にビールで喉を潤して、その後はワインか日本酒で料理に合うお酒の味を楽しむのが好きだ。
でも、イギリスのpubにはビール意外の楽しみもある。
少なからず、pubは古い建築物の再利用のケースがあり、重要建築物として保護されているものもあったりする。
ロンドンで、いくつかのpubをひとり歩きしてみて気づいたが、居心地の良いこと。基本的には友達連れの客がほとんどだが、それはあまり気にならない。心地いい他人に囲まれ、匿名の時間をゆっくり楽しむことができる。
ロンドンのpubは、見知らぬ街でカフェに入るのと同じくらいの感覚でリラックスした時間が楽しめる。
本当は気心知れた人と語り合うのもいいだろう。
だけど、自分にはそういう友人が今のところ作ることが出来ていない。
友人なんていらないなんて思わないよ絶対なのだけど、無理をして作るものでもないだろうと思っているから、なかなか難しいみたいだ。
まあ、そんな思いにふけりながらも、早く仕事の終わった日に少しずつ、ひとりでpubを巡ってみようと思った。
その際、でたらめに周るのもいいけど、いくつか参考にした本があるので、またそれも紹介していきたい。
中には、イギリス人はひとりであまりpubに入ることはないと紹介しているWEBサイトなども散見されるが、全然心配ない。よくよく注意深く見るとひとりでも楽しんでいる人はいるし、規模の大きなパブでは、それが友達との待ち合わせなのか、ひとりでいるのかなんて誰にも分からない。男性も女性も、ひとり旅でロンドンを楽しみたい人もいるだろう。
こちらでは、pubからpubを渡り歩く、いわゆるはしご酒をする人のことをpub-crawlerと呼ぶ。
pub-crawlerとなり、real ale drinkerを目指すべく、ゆっくりと楽しんでいきたいと思う。